自宅用のキャビテーションは効果が期待できるのか

最近は、ダイエット方法としてキャビテーションという言葉をよく耳にするようになってきました。キャビテーションとは体内にある脂肪細胞だけを壊して、溶かすことです。一度で溶かせなくても柔らかくなるので、何度か繰り返すうちに溶けていきます。脂肪細胞という根本的なところから数を減らすことができるので、体質や年齢、さらに今の体系にかかわらず有効な手段として注目されています。しかも、脂肪細胞が減るのでリバウンドしにくいのも魅力です。溶けた脂肪細胞は血液やリンパにのって体外に排出されるので、体の中に残る心配は不要です。ですから、不要なものを除くことも出来る健康的で、本来あるべき姿に戻すことができるダイエット方法です。これだけ聞くと本格的だからエステサロンだけで可能な施術と思ってしまいます。しかし、それが自宅用としてもマシーンが出てきていますので、自分の好きな時間に手軽に自宅でケアできます。ただ、やはりサロンで行う施術とは異なる点もあるので、よく知ったうえで利用すると効果的にケアできます。まず、使われる周波はサロンも自宅用も同じで、脂肪細胞だけに作用するので安全性では問題ありません。ただ、周波数、つまりパワーが大きく違います。サロンは知識を持った専門家が扱うので、パワーが強くても正しい使い方ができます。そのため、40から25kHzが主流です。このパワーなら皮膚の深層まで届くので、より多くの脂肪細胞を溶かして減らすことが可能です。さらにとかした細胞を血液やリンパに流し込む機能や、プロのスタッフがハンドマッサージで流し込むようにします。これをしないと溶けたままの脂肪が体内に残ってしまうため、せっかくの溶けた脂肪を排出できずに効果も半減してしまいます。サロンだとここまで出来るので、手間がかからずパワフルに処理できます。一方で自宅用だと素人が使うので、安全性を重視してパワーは控えめです。自宅用で多いのが330kHzで業務用の10文に1程度の弱さです。これだと皮膚の表面に近い部分にしか作用しません。強力なものでも40kHz以下なので、業務用に比べると届く範囲が狭くなってしまいます。とは言っても、届いている範囲では同じように脂肪細胞を減らすことができます。しかし、それを血管やリンパに流すことは別なので、自分でマッサージをして排出させるようにひと手間加えることが重要です。キャビテーションとして本格的な結果を求めるというよりは、コンスタントに使って気になりだした部分のケアや、予防として使うのも有効でしょう。比較的脂肪量が少ない二の腕などに使うのもおすすめです。パワーが低い分だけ時間や回数がかかりますが、自宅で気兼ねなく使えるのはメリットです。また、キャビテーションがどんな感じなのかを体感するにはお手頃です。まずはその威力と痛みがなくて安全なことを体験してみましょう。その上で頑固な部分はサロンに行くなど、使い分けするのも1つの手です。